投資の教科書

株式投資20年の投資家が語る 絶対に知っておくべき投資の真実

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天才でも強運でもないフツーの投資家がすべきこと(中編)

 

 前回は、フツーの投資家がすべき経験と勉強のうち、経験について述べた。今回は勉強についてなのだが、これを覚えろ、という話ではない。

 何を勉強すればよいかは、投資をしたい人ならだいたいわかるだろう。まったく知識がない人でも、まずどんな商品があって何によって値段は動くのかということを調べようとするはずだ。知識の習得などそのくらいでよい。

専門家の言うことがわからないとしたら、それはあなたのせいではない
 ただ、その間あるいは基礎的な知識が身についた後、雑誌やテレビなどで専門家やら商品の売り手(銀行や証券会社など)の話を聞いておそらく誰もが混乱する。専門用語の羅列や何やら複雑そうな説明に、自分がバカなんじゃないか、と思えてくる。

 が、当たり前のように専門用語的な言葉を使うやつは、騙す意図があるかバカのどちらかだと思えばよい。複雑な説明についても、相手を混乱させて騙す意図があるかバカのどちらかなので、気にする必要はない。

 経済番組(と称しているバラエティー番組)で「この専門家、なんか矛盾すること言ってるなー」と感じるときは、賢い専門家の場合、聞き手となっているアナウンサーの頭のレベルに合わせて、自分が言いたいことと全く逆のことを言われても「そうですねー」と合わせていることがほとんどだ。そうでないと次から出番がない(本当にバカな人もいるから気をつけてね)。

 前々回でも少し触れたが、これらの情報に振り回されないようにするには、いかに話を単純化できるかにかかっている。情報に振り回されないということは、何にいつ投資をすればよいか自分で判断できるようになるということだ。

勉強とは話を単純化できるようになること
 つまり、ここで言う「勉強」とは、話を単純化する訓練のことなのだ。複雑な商品、値動きに影響を与えるさまざまな要素から余分なものを削り落としていけば、選択は容易になる。また、投資というのは意思決定だ。意思決定においてもまた、複雑な要素を削り落とせるかどうかがポイントとなる。究極的には、二者択一レベルまで落としこめて初めて合理的な選択ができるのだ。

 では、今投資をする場合、具体的にどんな訓練すればよいか?は次回に(引っ張ります)。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
なぜあなたは出世できないのか?
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品ガイド
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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