投資の教科書

株式投資20年の投資家が語る 絶対に知っておくべき投資の真実

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複雑な商品ほどよく売れる~利回り20%の投信などバカなやつに買わしとけ(前編)

 

 前回の毎月分配型の投資のところで少し書いた「通貨選択型」投信についてもひとこと(ひとことどころではないが)。

 これも結局毎月分配型のうちの1つなので、別扱いする必要はないのだが、敢えて1回設けて説明するのは、同じなのに違う扱いになっているからだ。

 もちろん、投資対象や運用方針が違えば別の投信だが、この2つは結局のところ同じだ。この大きなくくりに同じものと捉えられる感覚が投資には重要だ。いや投資に限らず、何事にもまず概念を捉えることが重要なのだが。

 さて、「同じ同じって何が同じなんだよ!」と思うだろう。で、なんとなく想像がついてきた人もいるだろう。

高配当だぞと思わせるのが大事
 この2つの商品のコンセプトは何か?そう、毎月毎月高い配当を払うことで「なんかものすごく利回りの高い商品だぞ」と思わせて買わせることだ。

 常に新しい客が入ってくればいつまでも配当が払えてみんなハッピーだ。しかし新規顧客が入ってこなくなったところで事実上この投信は終わりだ。

 運用でうまくいっていれば新規顧客がいなくても大丈夫でしょ、などと「たら・れば」の話はナシだ。どのファンドもわざわざ損をさせたくて作っているわけではない。しかし、前回も言ったが、手数料や信託報酬を上回る好成績を出せてはじめて配当できる。で、プロなのにそう簡単にはいかない、というのが現実だ。

 でも投信会社は投信を作って売らなければ儲からない。証券会社や銀行にとっても、投信の手数料は大事な食扶ちの1つだ。だからこの人たちは投信を買わせようとする。しかも、多くの日本人は株や債券を買わないが、投信だというと買うというヤツが結構いるのだ。

 とはいっても、ちょっとやそっとの利回りではなかなか買ってくれない。そこで出てきたのが「毎月分配型」だ。カモたちは、元本が減ることはなぜか考えずに、「毎月こんなに配当がもらえるの~?!」と喜ぶ。何というかこう・・・大昔に問題になった消火器1本100万円と同じ世界だ。毎月1000円で買えるよ、安いでしょ、と買わされて、支払い総額は100万円だった。それと同じようなものだ。

バカな投資家を納得させる高配当の理由
 投信会社の目論み通り、この投信は飛ぶように売れた。マネー雑誌でもこの手の新商品が登場するたびに大々的に宣伝をする。大事なスポンサー様だから。

 しかし、そのうち解約した人がすさまじい元本割れにより、もらった配当分を足しても損をしていることに気づく。さすがにバカでも気づく。

 バカな投資家も少しは知恵をつけてきて、タコ足タコ足と騒ぎ始める。そこで、投信会社は次の手を打たねばならない。たしかに第一弾の商品はその通りタコ足としか説明がつかない。そこで、ちょっと知恵をつけたカモを黙らせる(納得させる)「ひと工夫」が必要となる。簡単に言えば、高配当の理由をでっち上げられればよいのだ。

 ということで登場したのが「通貨選択型」なのだが、この続きは次回に。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
なぜあなたは出世できないのか?
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品ガイド
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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