投資の教科書

株式投資20年の投資家が語る 絶対に知っておくべき投資の真実

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リスクも色々あるが

 

 株はギャンブルなのか?の回で、リスクはリターンのブレであり、リスクが高い=ブレが大きいものはリターンも大きい傾向にあると述べた。

 このときのリスク=リターンのブレというのは、「マーケット(市場)リスク」と呼ばれるもので、企業の業績、経済情勢、為替、金利など、様々な要因で価格が上下する。

感覚的にわかりやすいのが「信用リスク」
 しかし、感覚的には、リスクとは投資したら損をする確率のように思える。実はこれに近いリスクもある。

 「株を買ったらその会社が潰れてしまった」「債券を買ったが元本が返ってこない、金利がもらえない」といったように、投資先がどうなるかわからないリスクを「信用リスク」という。まさに投資したものがゼロになってしまうかもしれない、損をするかもしれない、という感覚に近いだろう。

売りたいときに売れない、というリスクもある
 買ったものが売れないリスクもある。これは「流動性リスク」という。もともと出まわっている量が少ない株などは、仮に運良く買うことができても、売りたいときに売れないことがある。

 また不動産も株のように今日売りたいからといってすぐ売れるものではない。したがって、一般的に株より不動産のほうが「流動性が低い」、「流動性リスクが高い」、ということになる。

個人投資家が理解しておけばよいリスク
 リスクを細分化していけば、金利、為替など、他にも色々とあるのだが、大雑把につかんでおけばよいリスクはこのマーケット、信用、流動性リスクくらいだろう。

 プロの投資家は運用方針によって、リスクの取り方はさまざまだ。極端に言えば、たとえ流動性が低くても、また投資先が潰れてしまうようなリスクを負っても、利回りの高い商品に投資をしなければならない場合もある。

 逆にリスクはここまで、と決まっているために、計算上倒産確率が30%と出てしまえば、実際には倒産することなどないような企業の株や債券を手放さなければならないこともある。

 また、投資家の日々の解約に備えるために、利回りを多少犠牲にしても毎日換金できる流動性の高い商品にも投資をしておかなければならない。

 しかし、個人投資家は、まずは値段の動きの大きいものはリスクが高いことを意識しておけばよい。信用リスクは利回りや値動きに反映されるため、また前述のように感覚的にわかりやすいため、敢えて意識しなくても大丈夫だろう。

 たとえば、利回り7%の債券と不動産の投資を検討しているとする。まず債券であれば、現在の水準で7%の金利は高いため、おそらく多くの人が自然と「これ大丈夫かな?」と考えるだろう。つまり、極端に利回りの高い商品へ投資をしたくなっても、普段意識する程度のリスク感覚があれば一旦思いとどまるだろうということだ。

流動性リスクを意識するとき
 流動性リスクについてはまれに気をつけなければならないときがある。

 個人投資家の投資額はたかがしれているが、それでもその額さえ日々取引されない銘柄もある。そんな銘柄を買おうと思ったら自分の買い注文1つでその銘柄の価格が操作できてしまうこともある。また、売るに売れずに1週間くらいかけて1株ずつ丹念に注文していかねばらないこともある。

 不動産投資においては特に流動性の低さを考慮に入れなければならいだろう。借り手がつかないから即売却などと簡単にはいかない。

 この流動性の低さを考えた場合、ちょっと利回りが高いだけでは、まったく割に合わない投資になってしまう。だから今の不動産投資は海外に目が向いている。アメリカの不動産などは場所によっては20~30%の利回りをたたき出すものもる。流動性の低さを考えたらこれくらいはないと、ということだ。

 ちなみに、アメリカの不動産は日本より流動性は高いが、やはりすぐに売れるものではない。とはいえ、この利回りの高さは流動性の低さだけからくるものではなく、エリアが悪い、実は固定資産税がバカ高い、など安いなりの理由があるのかもしれない。それらもリスクとして織り込まれての利回りなのだろう。

 このように投資する商品・銘柄によっては、と前提がつくが流動性についても日ごろから意識しておいたほうがよい。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
なぜあなたは出世できないのか?
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品ガイド
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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