投資の教科書

株式投資20年の投資家が語る 絶対に知っておくべき投資の真実

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株はギャンブルなのか?

 

 よく株はギャンブルだと言われる。だから株には投資はしないという人もいる。確かにギャンブルと同じように見えるかもしれない。表面的に見える「何かに賭ける」という行為や莫大な損失を被るイメージからそう思われるのだろう。しかしこれは一部の側面だけの話であり、本質を捉えてはいない。

ギャンブルはゼロサムゲーム・株は全員が儲かることもある
 まず、何かに賭けるという点だが、ギャンブルでは誰かが勝ったら誰かは負けるようになっている。つまり取り合いだ。勝者の利益と敗者の損失を足せばゼロになる。厳密に言えばゼロではなくマイナスだが。

 ギャンブルの場合は胴元にテラ銭を持っていかれるため、ゼロにはならずマイナスになる。ちなみに、このテラ銭だがどの胴元も結構ボッタクリだ。パチンコは15%程度だが、競馬は25%、宝くじは半分も持っていく。どこぞの公務員と銀行員を食べさせるのに消えているわけだ。

 さて、話は少し逸れたが、投資はそうはならない。ギャンブルのように一時の勝者と敗者という単純な図式ではないが、勝者と敗者の損益を足してゼロになる性質のものではない。ある期間は全員が利益(損失)を出すこともある。

投資期間が短いと投資もギャンブル的に
 ただし、投資の期間が短くなるほど一瞬の値動きを捉えての勝負のようになりゼロサム性を帯びてくる。ある1つの売買の売り手と買い手でゼロサムゲームになるわけではないが、時間を究極的に短くするとそう見えてくる。

 したがって、デイトレード(1日に何度も売買を繰り返す取引)がギャンブルのように捉えられることはそれほど間違いではない。しかしあくまでも投資である。

 一方、巷ではギャンブルとは捉えられていないようだが、 FXは必ずゼロサムゲームになる。為替取引は2つの通貨のトレードであり、一方が上がれば一方は下がる。したがってFXはかなりギャンブルの要素が強いのだが、ギャンブルのようにテラ銭を持っていかれることはない。

 したがって、テラ銭を持っていかれない点がギャンブルと違うだけであり、ゼロサムゲームという性質上限りなくギャンブルに近いものと言える。このことをわかった上で取引するなら問題ないが、わからないならやめたほうが賢明だ。

株とギャンブルの決定的な違いはリスクとリターンの関係
 株とギャンブルは、「リスクとリターンの関係」が大きく異なる。というより、株にはリスクとリターンに一定の相関性があるが、ギャンブルにはない。

 リターンは投資した商品やギャンブルなどから得られる利益、リスクは価格のブレのことをさす。ボラティリティともいう。

 リターンはわかりやすいが、リスクが意外と理解されていない。この商品に投資したら将来○○円になるだろうという期待リターンからどれくらい価格がブレると見ているかがリスクである。

 たとえば100万円の投資で1年後に105万円になると予測し、次にその5万円からは10%くらいは動くだろうと見積もったとする。つまり1年後のリターンは4.5~5.5万円とはじき出したわけだ。この場合、リターン5%でリスク(ボラティリティ)は10%、という。

 気をつけてほしいのは、ここで言っているリターンを「予測した」、リスクを「見積もった」とは投資家の勝手な思いや期待のことではない。その商品の過去のデータから計算された数値のことである。

ギャンブルは平均するとマイナス、株は必ずしもそうならない
 さて、投資商品はリスクとリターンに一定の相関性があると述べたが、よく耳にするように「リスクが高(低)ければリターンも高(低)い」という相関性である。代表的な投資商品をリスクとリターンが大きい順に並べると株、投資信託、債券、預貯金となる。

 ギャンブルはこの「リスクが高(低)ければリターンも高(低)い」の法則には当てはまらない。リスクが高い(当りハズレでブレが大きい)にもかかわらず、全体のリタ-ンはマイナスになる。前述のテラ銭の話を思い出して欲しい。勝者の利益と敗者の損失を足してゼロ、テラ銭をひけば必ずマイナスだ。宝くじはマイナス50%、競馬はマイナス25%である。

 株などの投資商品は儲かって、競馬は絶対に儲からないと言っているわけではない。投資とギャンブルには本質的に大きな違いがあり、長期的に投資し続ける(賭け続ける)とギャンブルは必ずマイナスになり、投資は必ずしもそうはならない。という違いがあるのだ。

【関連サイト】
お金持ちへの取材で明らかになった、お金持ちになるための法則
なぜあなたは出世できないのか?
起業・独立で成功するために知っておくべきこと
放射能から身を守る食品ガイド
記事にできないホンネを集めた脱力系裏ニュースサイト

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